Gose Architecture Co.,Ltd. ZEH

高気密・高断熱の弊害

「シックハウス症候群」は密閉度の高い現代の住宅が抱える、深刻な健康障害です。住宅の密閉や断熱によって起こる障害を防ぐため、自然素材を使った通気性・調湿性に優れた家が見直され始めています。本来は自然の一員として自然と共生していたはずの人間を、本来の姿に立ち返って自然とうまく共生していこうという動きです。自然の素材には人工的な素材にはない効果が有ることもわかっています。 ( 例:1 )無垢床フローリング・漆喰・珪藻土などの自然素材を多用して、深呼吸をしたくなるようなお家を創ることをおすすめします。

ZEHと健康

東京都健康長寿医療センター研究所の調査によると、2011年には約1万7,000人もの人々がヒートショックに関連した入浴中急死をしたとみられ、 その数は交通事故による死亡者数(4611人)を大きく上回る。特に外気温が低くなる12月から1月にかけて、入浴中に心肺機能停止となる人が、もっとも少ない8月のおよそ11倍に急増するという。数値が報告されています。

高断熱・高気密住宅(ZEH)

対策として住宅内を移動した際の急激な温度変化による影響を防ぐために、住宅内の温度差を小さくすることが推奨され、家の構造自体を保温性の高いものにして、外気温の影響を受けにくくすることにより、健康に住み続けられるお家を計画しましょう

UA値とはなんですか?

外皮平均熱貫流率(UA値) 外皮平均熱貫流率は、従来の熱損失係数(Q値)に変わる指標です。 住宅の断熱性能を表し、数値が小さいほど性能が高いことを表しています。 各部位から逃げる熱損失を合計し、外皮面積で割って求めます。 室内の温度の変化が少ないということは、外気の影響を受けにくく、夏は涼しさ、冬は暖かさがずっと持続することになります。つまり快適さの指数と考えていいかもしれません。

密閉しますか?

パッシブデザイン

「パッシブ」とは、「アクティブ(能動的)」の対義語で、受動的という意味です。パッシブデザインとは、エアコンなどの機械を使わず、太陽の光、熱、そして風といった「自然エネルギー」をそのまま受動的に利用して、 快適な住まいづくりをしようとする設計思想・設計手法のことを言います。 自然の光や風を上手に活用して室内を冬あたたかく、夏すずしくするため、電気やガスなどへの依存率が減少し、省エネでありながら快適で健康的な暮らしが実現することができます。

快適は自然の中にあります

冬の日中は、できればエアコンの暖房より陽だまりの暖かさの中で読書したり、また、さわやかに晴れた日は、家の中を通り抜ける心地よい風を感じ会話を楽しんだり、そんな自然にある快適さを温熱環境づくりや照明の替わりに利用するのがパッシブデザインの原理です。